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ライブラリーでは、東京の農業用水と土地改良事業の歴史をご紹介します。
東京の農業用水は都市化とともに減少してきましたが、今も活躍しているものが数多くあります。
また、昭和33(1958)年の設立以来、土地改良事業に取り組んできた水土里ネット東京の歴史をたどると、当時の東京の様子も知ることができます。

東京の農業用水

東京でも、かつては多摩川流域や荒川・江戸川流域などに水田が広がり、これらの地域では河川から水を取り入れ、農業用水路が網の目のように走り農地を潤していました。こうした水田での米作りの光景は、全国各地で見られる日本の原風景と言えます。
東京の水田は年々減少してきましたが、都内には、今でも60以上の農業用水があります。
近年では、農業用水の持つ親水空間の提供や潤いのある景観形成などの多面的機能が見直され、市民から親しまれています。

東京の土地改良事業の歴史

水土里ネット東京は、昭和33(1958)年の設立以来、東京の各地域の実情に応じた土地改良事業の技術支援にあたってきました。こうした連合会事業からは東京の農業の歴史をたどることができます。また、水土里ネット東京の設立の経緯や当時の「土地改良だより」からは、東京にもまとまった農地が広がり、生産の効率化のために土地改良事業が盛んに行われていた様子がわかります。